Contents
高配当ETF SPYDが減配
高配当ETFとして有名なSPYDですが、12月の配当金が0.127557ドルと発表されました。
昨年12月と比べるとー78%とのことです。
12月はSPYDの配当金もあるし、ウハウハだな~って思ってた矢先の出来事だったので、心も体もヒートショックを起こしました。
ただですね、今年のトータル配当金は1.549ドルで、昨年は1.632ドルですので、トータルで見ると前年比ー5.09%です。
減配ではありますが、ー78%という数字のインパクトが強すぎた感もあります。
SPYDの限界
SPYDは、SPDR ポートフォリオ S&P 500 高配当株式 ETFといい、S&P500のうち配当利回りが高い80銘柄を均等配分して構成されています。
定期的に銘柄の入れ替えが行われていますが、株価が上昇して配当利回りが低下した銘柄は除外され、株価が下落して配当利回りが高まった銘柄が組み入れられるので、SPYDの株価上昇は大きくない傾向があります。
SPYDの株価チャート(VIG,VYMとの比較)
2017年からの株価チャートを眺めてみます。
上からVIG、VYM、SPYDとなっており、SPYDの株価上昇が劣後しているのがよくわかります。
いくら高配当と言えども、これだけキャピタルゲインに差があると長期的に見た場合のリターンは大きく差が出そうです。
短期的に配当金を最大化したい場合には良いかと思います。
SPYDの配当金・増配率推移(VIG,VYMとの比較)
SPYDの配当金と増配率の推移です。
増配率は安定していませんね。
配当利回りが高い80銘柄を均等配分に組み入れるという単純な基準だからでしょうか。
参考までにVIG、VYMの配当金・増配率を見てみましょう。
VIGの分配金推移は右肩上がりで美しいですな。
VYMの分配金推移もまた、右肩上がりで美しい。
SPYDの運用状況
SPYDはコロナショック前から購入していましたが、コロナショックでの大暴落時も少しずつ買い増ししておりました。現在の運用状況は、
こんな状況です。間違って一般口座で買ってしまったものがあります・・。
先日、50株売却したので、現在は257株保有しています。
現在までの受け取り配当金は、684.44ドルでした。
今後の投資方針
2年ほど前から高配当株を増やす投資を主体に実施しており、短期的に配当金を最大化したいと思っていたのでSPYDを多めに購入していましたが、コロナショックのような暴落時の耐性が低いこと、増配率が安定しないこと、キャピタルゲインがVYMやVIGよりもかなり劣後することを考えると、多く持っている意味は無いなと感じております。
ですので、保有株数を減らしてVYMやVIG、HDVや、金利上昇局面に備えて国債や債券に分散していこうと思います。
最近のコメント