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VYMとは
高配当ETFを購入している人であれば知らない人はいないでしょう。
御多分にもれず、私も様々なブログやyou tubeを見てVYMの存在を知り、2018年から投資を始めました。
VYMとは、バンガード社が運用しているETFであり、正式名称はバンガード・ハイディビデンド・イールドETF(Vanguard High Dividend Yield ETF)です。米国株の中で平均以上の配当を出す普通株で構成されるFTSEハイデ ィビデンド・イールド指数に連動する投資成果を目的としています。
VYMの特徴
・諸情報
設定日 | 経費率 | 直近配当利回り | 年初来リターン | 資産総額 |
2006年11月16日 | 0.06% |
2.86% |
17.01% | 約3.6兆円 |
設定日は2006年と高配当ETFの中では歴史が古く、資産総額も大きいです。経費率も0.06%と安いですね。
2021年9月現在の配当利回りは2.86%とそれほど高くはありませんが、株価の値上がりも期待できるので、インカムゲイン・キャピタルゲイン両方得られやすいです。
資産総額も大きく安心して購入できると思います。
・組み入れ上位銘柄
銘柄名 | 割合 |
JPモルガン・チェース&カンパニー | 3.56% |
ジョンソン&ジョンソン | 3.37% |
ホームデポ | 2.59% |
プロクター&ギャンブル | 2.56% |
バンク・オブ・アメリカ | 2.33% |
コムキャスト | 2.05% |
ファイザー | 1.90% |
シスコシステムズ | 1.84% |
エクソンモービル | 1.71% |
ベライゾン・コミュニケーションズ | 1.69% |
構成銘柄は上記のように優良米国株が並んでいます。
個別株では一つも保有していないので、これらの優良株がパッケージされたVYMは非常に便利だと思います。
セクター比率は金融、生活必需品、ヘルスケアが多くを占めています。金融は景気に左右されやすいため、景気減速時は値を下げると思いますが、生活必需品・ヘルスケアでうまくカバーしやすいと思います。
・配当金推移
配当金推移です。2009年~2010年は減配していましたが、2010年以降は右肩上がりに配当金は伸びています。2021年はまだ9月までの配当金なのでグラフ上は下がっていますが、仮に12月の配当金が昨年12月と同額の0.8096ドルだとすると、2021年配当金は合計2.9671ドルとなり、わずかですが2020年より増配となります。
是非とも期待したいところです。
・増配率
次に増配率の推移です。
2009年に大きく下がっていますが、この年はリーマンショックによる影響です。
リーマンショックの時は良く覚えてます。
なぜなら、わけあって入院しておりまして、入院中に株価が大暴落しているのをめちゃくちゃブルーな気持ちで見ていた記憶があるからです。
ケガして体はボロボロだし株は暴落してるし、全く良いことがなかったですね。病院にある漫画をほぼ全て読んで気を紛らわしてました。
増配率は低下傾向なのがちょっと気になりますが、それでも平均増配率は6.56%です。
なかなか頑張っているのではないでしょうか
チャイナショック、コロナショック時も増配を確保していたので、未曾有の危機にもある程度耐性があると思います。
・株価推移
次に株価推移です。
ちょっと見づらいですが2016年からの株価推移を示します。2016年9月ごろを起点にした場合、現在は約60%の値上がりをしています。
比較対象としてS&PおよびNYダウ指数(DJI)も載せてあります。
ほぼ同じ動きをしていますが、同じ時期を起点にした場合、S&Pは約122%、NYダウは約104%の値上がりなので、VYMを買い付けするよりS&PまたはNYダウに投資していた方が投資成績は良いことになります。
ただ、VYMは配当金も入ってくるので、もう少しトータルパフォーマンスは良いかと思います。
私はインデックス指数に投資して資産を取り崩してくことに不安を感じるたちなので、定期的にキャッシュが得られる高配当投資の方が安心します。
もちろんインデックス投資も毎月一定額を投資していますので、両方向で投資をしています。
運用実績
運用実績です。
2018年から少しずつ買い増ししておりまして、初回買い付け額は77.668ドルでした。懐かしいですね。
現在の評価額は以下の通りです。
含み益は約19万円、+23.92%です。
なかなかよいですね。
投資来の受取配当金の総額は252.91ドルでしたので、1ドル100円換算として配当金も合わせた含み益は
214530円となりました。
ただ、含み益は幻なんですよね。株価の下落によって容易に増減しますので、あまり含み益に執着しない気持ちが必要です。
投資タイミング
VYMは基本的にS&Pと連動した動きをしています。また、1株104ドル程度と、それほどお安くはないです。
ですので、買い付けタイミングとしては暴落を狙って一気に購入するよりは、毎月定期的に淡々と買い付ける方が得策だと考えています。
私は毎月給料が入った月末のタイミングで購入することが多く、短期的に大きな下落があった時に追加で購入するパターンが多いです。
VYMからの配当金はそれほど多くなく、VYMの買い増しができるほどではないので、50ドル以下の個別株の購入に回すことが多いです。
インカムゲイン・キャピタルゲインの両方を狙ってこれからも少しずつ購入を進めたいと思います。
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